日本事情 II(多文化コミュニケーション)――2008年度2期

クラス紹介

「日本事情 II」は,秋田大学で2008年度2期(10月から2月)に実施された,多文化コミュニケーションのためのクラスです。授業シラバスやスケジュールは,第一回目の授業配布資料[doc]第二回目の授業配布資料[doc]を参照してください。最終レポート提出者は78名で,うち31名が留学生でした。ほかに途中で授業を放棄した学生が6名いました。

総合活動型の理念(参照:細川英雄「「総合活動型日本語教育」とは何か」など)に基づき授業設計を行いました。基本的な枠組みは,もっともミニマムな文化単位を「他者の文化」と設定し,インタビューやレポート執筆,グループ内での議論を経て,自分にとって今とても大切な「他者の文化」を見つけていくというものでした。

担当者1名とサポーター1名(教育文化学部2年・松林美希さん)という支援体制で,これだけの大人数を対象とした総合活動型授業は私にとって初めての試みでした。1学期間同じ小グループで議論する,授業コメント提出を課し担当者が返信する,MLを使用するなどしましたが,支援が十分であったとは言えません。

それでも受講生はそれぞれに努力し,最終的には78本の最終レポートを完成させました。A4用紙で5枚以上という共通ルールもほぼ全員が達成しました。ここに掲載するのはこれら最終レポートのうち,執筆者本人とインタビュー対象者から公開可という許可を得たものです。レポートの最後には授業についての評価もあります。ご自由にご覧ください。ご意見・コメントは牲川までよろしくお願いいたします。

レポート集